管工機材の業界に携わっていると1度は耳にしたことのある、「使用流体は?使用圧力は?使用温度は?」 どうしてこのような情報が必要なのかと重要性を解説します。 明日からの仕事に是非ご活用ください。
流体
そもそも流体とは?
私たちが日々生活する中で最も身近でイメージしやすい流体と呼ばれるものは「水」です。
決まった形を持たず、自由に形状を変化させられるのが流体です。ですので、水などの液体と蒸気などの気体も流体と呼ばれます。
我々の業界でよく聞く流体は大きく分けてこの2つに分かれます。
管工機材を選定には流体がなにかという情報が必要ですが、より適切なアイテムを入手するためには、液体や気体のなにか!?が必要となります。
これを知ることによりさまざまな視野が広がります。
流体が分かることにより?
流体によって使用が可能、不可能な材質があります。
わかりやす例をあげると、ガラスのコップに熱湯を注ぐと割れてしまいます。
これは入れる流体に容器の材質があっていなかったことになります。
私たちの管工機材業界でも同様、使用する流体を把握していないとトラブルの原因になりかねません。
例えば、鉄のパイプはコストも安いからといって、鉄のパイプに薬品を流してしてしまうと腐食してしまします。樹脂製の物やステンレス製の物の方が適していると言えます。
また、濃度や温度の変化で使用する材質が異なる場合があるので、材料を購入する際は使用の流体をしっかり把握して伝えましょう。
圧力
そもそも圧力とは?
圧力は一言で言うと押さえつける力です。
圧力は面積当たりにどのくらい力がかかっているかを表す指標で、
息では空気圧、電気では電圧、水では水圧と言った、生きているこの世界には様々な場所で圧力が発生しています。
圧力には大きさ(強さ)があります。
身近な例であげると、誕生日ケーキに刺さっているろうそくの火を消そうとする際に、口をとがらせて息を吹きかけますよね?
口を大きく開けて同じ力で息を吹きかけても、もろうそくの火を消すことは困難かと思います。
これは空気を圧縮して放出している為、ろうそうの火が消せるのです。
これが高圧と低圧の違いとなります。
圧力が分かることにより?
どんな製品にもそんな圧力を受け入れられる許容量があります。
ふうせんに空気を入れ続けると割れてしましますよね?
これはふうせんのもっている許容量を超えてしまった為に起こった爆発と言えます。
そんな爆発が実際に現場で起こったら!?と想像するとゾッとしますよね。
管工機材の選定には使用圧力がどのくらいか。という情報が必要ですが、製品の許容範囲内の商品を入手するためには使用する圧力がどのくらいかが必要となります。
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